エッセイ

  • 語りの可能性 小砂川チト『ゾンビ回収婦』(講談社)
    小砂川チトの『ゾンビ回収婦』は、第175回芥川賞受賞作である。芥川賞受賞に際して選考委員から「混沌の中を貫くスピード感にさらわれ、気づくと自分も瓦礫の一部になっていた」(小川洋子)、「新奇な世界を、さまざまな読み方を呼び […]
  • バーガーキング
    土曜日の11時半、バーガーキングを訪れた。 バーガーキングを食べるのはおよそ3年ぶり。バーガーキングは、ハンバーガーチェーンという認識でしかなく、食べに行く店というよりたまたま入る店であった。 だが今回は食べに行こうと思 […]
  • アシダ音響のヘッドセット
    コロナ以降、オンラインでやりとりすることが増えた。そのことでどんなヘッドセットやイヤホンを使うという問題が発生したわけだが、僕はアシダ音響(ASHIDAVOX)のMT-669CTに落ち着いた。 これのいいところは、①有線 […]
  • 作者を捉える 「漱石を読みなおす」(ちくま新書)
    小森陽一と言えば、大学で近・現代文学を専攻した人ならもれなく知っているような、いわばスター研究者である。文学部に入学したばかりの何も知らない大学生が、有名という理由のみで小森の本を手に取り、彼の批評理論を用いた鮮やかな分 […]
  • 本質的な議論の先に 香西秀信『反論の技術――その意義と訓練方法』(明治図書)
    最近、ちくま学芸文庫に香西秀信の『修辞的思考――論理でとらえきれぬもの』が入った。『修辞的思考』は明治図書で出版され、長らく品切れ・絶版となっていたもので、今回、版元を替えて刊行された形である。 『修辞的思考』はまだ購入 […]